トップページ   各年度F1マシン情報


                     1995年のマシン情報

ベネトン         シャシー B195  エンジン ルノー RS7B V10
           テクニカルディレクター  ロス・ブラウン チーフエンジニア ロリーバー

              シャシー性能がそれほど他を圧倒したわけでもないがチャンピオンマシンとなる。
             エンジンはフォードからルノーに変わる。この政治的駆け引きによる勝利が1番の貢献だろう。
             ダウンフォース量の絶対的低下(約40%といわれる)による大きなマシン開発の変動を素直にやりすぎた
             がために、その他の部分がいささか追いつかなかったのが印象としてウィリアムズの自爆に救われた
             印象を大きく残すマシンとなってしまった。ダウンフォースの低下をいかに取り戻すかという命題を
             ステップドフロアーの持つ特性、すなわち姿勢変化に対するダウンフォース量の変動が鈍くなる、
             を生かしブレーキング時のダウンフォースの空力の中心をうまく移動させコーナーをうまく捉えようとしていた。
             ところが当初この空力の中心の移動がうまくいかずシーズン中にフロントウィングの位置を変えていった。
             形状の変化と取り付け位置をより路面に近づけこの欠点を補っていったのです。
             ようするにシューマッハー専用マシンであったということです。この車の特性がシューマッハーに
             あっていて最大限その能力を引き出したということです。
             エンジン、ルノーRS7BV10はしりんだーへっどの改良によりよりスリムにより小さくなり車体の自由な
             設計に一役かったのです。特に大きな材質等の変化もなく改良版により乗り切る。ルノーは凄い。
             ただしその改良というのは排気量の変動のためのものであったが回転数を上げなければならないという
             命題に対し摩擦抵抗を絶対的に減らすため、ピストン、コンロッド、クランクシャフト、カムシャフト等を
             大幅に変化させたものであった。フライバイワイヤーが正式に認められこのマニエッティ・マレリ製の
             フライバイワイヤーがおおきな貢献をした事もまた確かだ。
           


ウイリアムズ     シャシー FW17B  エンジン ルノーRS7B V10 (67度)
             テクニカル・ディレクター パトリック・ヘッド  チーフデザイナー エイドリアン・ニューウェイ

             実際にシーズン前のテストから最速タイムを出しまくったのがウィリアムズのこのマシンだ。
             第1戦ブラジルでは圧倒的独走をヒルが演じるもののギヤボックスが壊れリタイア。
             これがこのシーズンの悪夢を象徴している。オンボードカメラにはそのリタイアの瞬間が捕らえられ
             何かが壊れた音とともにリタイアする瞬間が映し出されていた。
             空力はサスペンションの改良が一番の中心であった。ダウンフォースの絶対的低下をサスペンションを中心
             としたメカニカルグリップの増加で対応しようというのだ。これは大正解であった。より柔らかな
             サスペンションはきちんと路面を捉え速い速い・・・・・・しかしギヤが壊れる壊れる。
             サスペンションやウィッシュボーンがシンプルな形状にもどされ整備性がよくなったのに対し
             ギヤはもう本当に良く壊れる。これはギヤボックスシステムそのものの問題と油圧系およびそれらのポンプ
             を駆動する部分が問題であったようだ。
             これにヒルのあせりが重なりタイトルはまた奪えず・・・・・・・・・・・・。

  
フェラーリ       シャシー  412T2    エンジン フェラーリ044/2 V12
             テクニカル・ディレクター ジョン・バーナード
      
             ジョン・バーナードの製のマシンがシーズンを通して安定感があった。
             問題はV12エンジンの燃費の悪さであった。ワンツーフィニッシュがみられそうであったモンツァでは
             くだらない理由でリタイアをしたりもする。なんだかめぐり合わせの悪さが一番の問題であった。
             ただしとにかく燃料を多く積んで走らなければならない宿命をもつマシンであったため様々な
             ハンデがありそれが最終的には目立たない成績となってあらわれたのであった。
             とにかくルノーがまたしても傑作エンジンを作ってしまったがために目立たない悲劇(ほめすぎ)の
             マシンだ。 

マクラーレン     シャシー   MP−4/10C    エンジン  メルセデスベンツFO110  V10
             チーフデザイナー ニール・オートレイ

             F1史上最も醜いマシン選手権というものがあれば当然1,2を争うマシン。
            なんだあのセンターウィングとカウルは・・・・・・ますます低迷するチームという印象をとても強くする。
            ダウンフォース量の低下を補うためのセンター・ウィングであったらしいが本当に効果があるのかと、
            いえるほど遅いマシンだった。ひたすら走らないマクラーレン。赤白マシンの最後の姿がこれか・・・・
            モノコックが狭すぎる(マンセルがデブすぎる)ため作り直しまでした。フロントのグリップ不足のため
            (サスペンションの問題かな)操作性が悪くトップ4の中で全くの不振というイメージが強い。
            途中新型シャシーを採用するが、なんと旧型よりはるかに遅くフォルティ・コルセと一緒に走るつもり
            のようだった。(大爆笑)ニュブルクリンクでは4,5台同時にビードルシケインでコースアウトしたときも
            その仲間に加わっていた(決勝では旧型使用)
            エンジンは角度を72度から75度に広げエンジンコンポーネントの位置を変え空力的制約を補う事に
            理論上は成功している。途中、ギヤボックスの改良もありいくらかは速くなったが手遅れであった。
            オーストラリアでハッキネンが大クラッシュ。危険な状態に陥る。翌日東京中日スポーツにクラッシュ
            直後の口から血を流すハッキネンの写真が出ていたがかなりの衝撃だった。歴史から消し去りたくなるような
            マシンであろう、ロンデニスにとって。

ジョーダン      シャシー ジョーダン195  エンジン プジョーA10/EV2 V10
            テクニカル・ディレクター ゲイリー・アンダーソン  

            

リジェ        シャシー  JS41  エンジン ムゲンホンダ MF301H/B  V10
           チーフ・デザイナー フランク・ダーニー

                      
ティレル      シャシー ティレル023 エンジン ヤマハOX10C
           テクニカル・ディレクター  ハーベイ・ポスルスウェイト

           
ザウバー     シャシー ザウバーC14   エンジン フォードゼテックR V8
           テクニカル・ディレクター アンドレ・デ・コルタンツ チーフ・デザイナー レオ・レス

フットワーク   シャシー FA16  エンジン ハート 830 V8
          テクニカル・ディレクター アラン・ジェンキンス

          

ミナルディ    シャシー M195  エンジン フォードED  V8
          チーフ。エンジニア ガブリエル・トレゾーニ、 アンドリュー・ティレイ (要するに技術陣の頭がいない)

        
シムテック
パシフィック
フォルティ・コルセ  この3チームについては何もなし。基本的に水準にない。